カナシイヒカリ。
トンデモナイ現実をみていた。
身体が震えるって、こういうことだったのか。
やっぱりお互い 鏡 だったんだね。
私がしていることは貴方もしていたこと。
こんな展開、望んでいた訳じゃない。
でもとっくに遅すぎた。
真っ黒に澱んだ沼の底が私にも貴方にもよく似合う。
零れてはまた溢れる感情と、汚らわしい水分。
ねぇ、それでも私は美化して終わりにするわ。
すっ と空いていた間に アナタは私を救ってくれたのだと。
ただ、それでも今は、このひどくツメタイ底に届きそうなヒカリを見つめていたい。
求めて求めて。
ただ、包み込んだあの日だけは
決して消えない。
決して終わらない。
決して忘れない。
だって、本当の私だったから。