大切だとよくわかっているはずなのに
なぜその大切をあっけなくも手放してしまうんだろう
慣れは怖い
あれほど大事に大事にしてきたのに
慣れてしまえば簡単に放り出してしまえるのだ
大切と慣れを天秤にかけたとしたら
それは平等な結果をもたらさない
なぜならそれぞれの心のあり方に左右されてしまうからだ
大切なものをきちんと大切だと判断できる心と
大切なものをきちんと大切だと判断できない心
大切なものを失うことを理解しているようでしていない後者は
なおのことたちが悪い
きっとその手から零れ落ちなければ気づくことができないのだ
その覚悟がお前にあるか